Takafumi Sasaoka

略歴

2003年,京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了,博士(情報学).2003年4月より,金沢工業大学人間情報システム研究所特別研究員.
2005年より京都大学大学院情報学研究科・助教.
2014年より広島大学大学院医歯薬保健学研究院・特任助教.
2015年より同研究科・特任講師を経て,2018年より広島大学社会産学連携室・准教授.
2018年10月より,広島大学脳・こころ・感性科学研究センター・准教授(現職).
専門は認知心理学,認知神経科学.

研究概要(研究キーワード)

ヒトの視覚認知,視覚イメージ,感性についての認知心理学,認知神経科学的研究を行っています.

主要論文

  • Sasaoka, T., Mizuhara, H., & Inui, T. (2014). Dynamic parieto-premotor network for mental image transformation revealed by simultaneous EEG and fMRI measurement. Journal of Cognitive Neuroscience, 26: 232-246. doi: 10.1162/jocn_a_00493
  • Sasaoka, T., Asakura, N., & Inui, T. (2019). Ease of hand rotation during active exploration of views of a 3-D object modulates view generalization, Experimental Brain Research, 237 (4), 939-951. doi: 10.1007/s00221-019-05474-6
  • Sasaoka, T., Machizawa, G. M, Okamoto, Y., Iwase, K., Yoshida, T., Michida, N., Kishi, A., Chiba, M., Nishikawa, K.,  Yamawaki, S., & Nouzawa, T. (2020). Shape of a Vehicle Windshield affects Reaction Time and Brain Activity during a Target Detection Task, Frontiers in Human Neuroscience, 14:183. doi: 10.3389/fnhum.2020.00183
  • Sasaoka, T., Harada, T., Sato, D., Michida, N., Yonezawa, H., Takayama, M., Nouzawa, T., & Yamawaki, S. (2022). Neural basis for anxiety and anxiety-related physiological responses during a driving situation: an fMRI study. Cerebral Cortex Communications, 3(3), tgac025. doi: 10.1093/texcom/tgac025
  • Sasaoka, T., Hirose, K., Maekawa, T., Inui, T., & Yamawaki, S. (2024). The anterior cingulate cortex is involved in intero-exteroceptive integration for spatial image transformation of the self-body. NeuroImage, 120634. doi: 10.1016/j.neuroimage.2024.120634
  • Maekawa T, Sasaoka T, Inui T, Fermin ASR, Yamawaki S (2024) Heart rate and insula activity increase in response to music in individuals with high interoceptive sensitivity. PLoS ONE 19(8): e0299091. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0299091

著書等出版物

  • 笹岡貴史:メンタルローテーションとそのしくみ. 乾 敏郎 (編集), 川口 潤 (編集), 吉川 左紀子 (編集):よくわかる認知科学(ミネルヴァ書房):pp.60-61,2010.
  • 笹岡貴史,乾敏郎:物体認知の脳内メカニズム:乾 敏郎 (編集), 川口 潤 (編集), 吉川 左紀子 (編集):よくわかる認知科学(ミネルヴァ書房):pp.62-65,2010.
  • 笹岡貴史:3D物体の認知. 乾 敏郎 (監修):現代電子情報通信選書「知識の森」感覚・知覚・認知の基礎(オーム社):pp.123-135,2012.
  • 笹岡貴史:物体知覚. 日本認知心理学会 (編集),認知心理学ハンドブック(有斐閣):pp.46-47,2013.
  • 笹岡貴史:物体認知測定法. 基礎心理学会 (監修),坂上 貴之 (編集), 河原 純一郎 (編集), 木村 英司 (編集), 三浦 佳世 (編集), 行場 次朗 (編集), 石金 浩史 (編集):実験心理学ハンドブック(朝倉書店):pp.208-209, 2018.
  • 笹岡貴史.: 心と身体を活性化させる車づくり:車と感性脳工学. 三浦 佳世 (編集), 河原 純一郎 (編集):美と魅力の心理学(ミネルヴァ書房),pp.156-157, 2019.

受賞

  • 第10回日本認知心理学会優秀発表賞(新規性評価部門) 「ミラーニューロンシステムにより促進される音声知覚」(受賞者:水原啓暁・井上卓・笹岡貴史・鹿内学)2013年6月30日
  • 日本感情心理学会第26回大会優秀発表賞 「内受容感覚の鋭敏さは感情制御を促進する」(受賞者:小林亮太,笹岡貴史,宮谷真人,中尾敬)2018年
  • 2019年度公益社団法人日本心理学会学術大会優秀発表賞「拍構造が聴覚と運動の同期に与える効果と音楽経験の影響」(受賞者:小野 健太郎,橋本 淳也,平本 亮介,笹岡 貴史)2019年11月12日
  • 2020年度公益社団法人日本心理学会学術大会優秀発表賞「聴覚と運動の同期に与える知覚的体制化の提示間隔依存性効果」(受賞者:小野健太郎,橋本淳也,笹岡貴史)2020年10月20日
  • 2020年度公益社団法人日本心理学会学術大会優秀発表賞「内受容感覚の個人差と音楽聴取時の心拍変動の関係」(受賞者:前川亮,笹岡貴史,乾敏郎)2020年10月20日
  • 2022年度公益社団法人日本心理学会学術大会優秀発表賞「自覚ストレスと内受容感覚精度の関係――心拍弁別課題を用いた検討――」(受賞者:前川亮,笹岡貴史)2022年10月26日
  • 2023年度日本神経回路学会優秀研究賞「遅延聴覚フィードバック順応のカルマンフィルターモデル」(受賞者:朝倉暢彦,笹岡貴史,小川健二,乾敏郎)2023年9月6日
  • 2023年度公益社団法人日本生体医工学会 生体医工学シンポジウム2023ベストポスターアワード「 視覚と足裏硬軟感の評価測定システムの構築―類似/非類似性が主観評価や脳活動に与える影響の解明に向けて―」(受賞者:東麻美子,加藤智久,原田宗子,笹岡貴史,山脇成人)2023年9月9日
  • 2023年度公益社団法人日本心理学会学術大会優秀発表賞「1 ヶ月の内受容感覚の変化がストレス負荷時の自律神経・脳波に与える影響」(受賞者:前川亮,笹岡貴史)2024年1月18日